メキシコ日記2015 メキシコシティ ローカル体験①
10月6日(火)
メキシコシティ3日目。
今日は高速バスに乗って2時間半くらいのタラベラ焼きで有名なプエブラに行く予定だった。行ったことないところに行くのはワクワクどきどきしてとても楽しみだった。
その前に
昨日見れなかった国旗掲揚も見にまた早起きして6時前に
ホテルを出てソカロに走った。本やなんかのブログにも5時頃から国旗掲揚。
念のため、昨日ロビーのお兄さんにも聞いたら
時間は分からないけど朝早くやってるよ!と言っていたし☆胸を躍らせてリベンジ!
・・・・・。
しーーーーん。
あれ。またやっとらんぞ。パン食べてる警官と、じっとマネキンみたいに動かない警官と。おしゃべりしている警官と。。。警官がたくさんいるのは分かる。
ここはもう直接聞こう。一体いつ国旗掲揚やってるの?何時に来ればいいの?もしかして来る早すぎた?
警官は言った。
今週はイベントがあるから国旗掲揚ないよ。
確かに。。。だからソカロの中心には音響設備やイス、テーブル、ステージがあったのか。気づくの遅すぎた。
こ、こんなときもあるよね。これは次回の楽しみに。。。(悲)
早起きする必要なかったね。昨日と今日、何も起こらないソカロに「早くしないと始まっちゃう!早く!」と、謎のダッシュ。
ちーーーん。
ホテルに戻り、朝食を食べつつ、プエブラまで2時間半だから、
何時頃ホテルでようかねぇ、と話そうとトイレから出てくる旦那を待っていた。
出てきた旦那は言う。
「なんか、ずっとお腹痛い。熱っぽい。本当に申し訳ないんだけど、バスに2時間半も乗ってる自信ない。1時間くらいで行けるところはないか。(私が)行ったことない場所で。」
大丈夫??今日はメキシコシティ内をぶらつこう!すぐにホテルに戻ってこれるし。
と提案したが、
シティ以外で、と言い張る。私が気をつかわせているのか。(´・ω・`)
それじゃあ、常春の、と言われているクエルナバカかな。面白い名前。牛(バカ)の角(クエルナ)って意味。
1時間半あれば着くようだし。
なーんて話していたら、私までお腹痛くなってきた。いつものじゃない、きゅるきゅるな感じ。これはおかしいぞ。もう今日はどこにも行けないかも(涙&涙)
旦那に至っては顔が赤く、体が熱い。
もしかしてこれ、昨日の昨晩食べすぎた食事に、二人とも下した?それともお昼の
ブッフェの冷製スープ?これが俗にいう、海外の食べ物に当たったってやつ?
旦那は昨日炎天下の中帽子もかぶらずに1日中、外にいて日射病になったのかな。
(←やばっ!私が帽子なんてかぶらなくていいよ、と言ってかぶってなかった。私はかぶってたけど。)
とにかく今日はもうだめだ。すぐお腹痛くなる。うちら。悲しいかな。
とりあえず、落ち着いてから、遠くに行けるはずもないのに
クエルナバカ行のバスが出ている、
Tasquena(タスケーニャ)駅に向かってみた。最寄りのソカロ駅から一本で南下、最終駅。
メトロ内でも、二人してそわそわ。次はいつお腹が痛くなるのだろう。旦那は腹痛プラス、日射病。喉も痛い。最悪の二人は何とかタスケーニャに着いた。助けーにゃ。
駅に着いたら、バスのチケット売り場らしきブース発見。シャッター閉まってら。
やっぱさ、本やネットに書いてあることって100%信じてはいけないね。
自分の目で、足で確認して初めて100%だね。本には毎時間出ているって書いてあったんだ。でも、こういうことがあるから旅は面白いし、心にも残るよね☆ネタになるよね☆
駅構内。私の身長、メキシコでは平均身長だね。
そう考えると日本て、平均身長高くない?!w
この駅周辺はめっちゃローカル感満載だった。
路線バスだらけ。
屋台とか、いいね。
お腹痛くなってきました。
早く!二人とも辺りを見回してレストラン的なトイレありそうなとこ探す。
Toksありました。
今日はここでお昼。
この店でまったり。トイレは欠かせない。
さて、これからどこに行こう。
旦那に聞いても、正直どこでもよさそうだった。コヨアカンに決めた。これも観光スポット、旦那は初めのメキシコだし。窓の外を見ると、メキシコのカミオン(おんぼろの路線バス)が走ってる。ちょっと冒険してみよう。決めた。私は決めた。スパニッシュはほんの少しできる。プチ留学だ、これは。自分を試そう。
カミオンに乗って、コヨアカンに行くことにした。
先ほどのバスターミナルに戻り、コヨアカン行のバスがあるか探し始めた。停車しているバスの運転手に確認。とっても良い人。うちらが相当珍しかったのか、乗っていた客がわらわら出てきて、みんなしてあっちのバスだよ!と教えてくれた。
メキシコに来てから、まったく嫌な思いしてない。出会う人、出会う人、みんな優しくてつたないスペイン語でも必死に理解しようとしてくれて、感動する。
あっちのバスを見つけ、運転手にも確認。オッケーだ。出発した。
心配だから、コヨアカンセントロについたら、教えてください。と運転手に言った。
反応ない。もう一度言った。そしたらため息まじりに分かったよ、と言われた。
私は急に胸が締め付けられる思いで、悲しくなった。周りの乗客も、あの子かわいそうに、的な目で見てくる。
しばらくして、バスが停まり、運転手は指をさして、コヨアカン。
周りの乗客もここだよ、ここ降りたらまっすぐだよ。と言ってくれた。
降りた瞬間、涙が出てきた。こんなメキシコ人もいるんだ。良い人ばかりにしか当たってなかったんだなぁ。と思った。そりゃ、人間だもの。メキシコ人だって感じ悪い人はいる。
でも、無事ついてよかった☆
このアメ横みたいなマーケットの二階では
土産やアクセサリーやいろんなものが売ってる。でもあまりいい雰囲気ではない。
この日だけかもしれなかったが、、、タトゥーやヘナをやってくれる店が多く
今回もやることにした。店によるかもしれないけど、前々回にやったときは50ペソだった。まだ高校生くらいの女の子が暇そうに音楽聴いてるとこにいくらか聞いてみる。
「80ペソ。」
前回の話をする。
「70ペソでいいよ。」
カタログに載ってた、いかにもメキシコのヘナに決めた。
お腹が痛くなるのも時間の問題なのに、たらたらたらたら携帯に入ってるお気に入りの曲を選んで終われば、またちんたら曲を選ぶという感じで作業は進んでいった。
言っとくけど、日本じゃくびだからね。
あ、私の腕太くて短いです。中学生の時、陸上部で砲丸投げやってました。
できたてのヘナ。
HECHO EN Mexico (エチョエンメヒコ)メキシコ製。
メイドインジャパンの意味ね。
コヨアカン満喫したし、メキシコシティ最終日だから
お土産探しにでも行こう。帰る方向で市場だと、インスルヘンテス駅しかないな。
インスルヘンテスへはもう地下鉄で行こう。コヨアカンセントロを出て、
道に出た。歩いて最寄りの駅まで行こう。もうバスはこりごりだ。嫌な思いしたくないし。地図を広げて、最寄り駅を探していると、遠くから英語で女の人が話しかけてきた。
どこに行きたいの?
地下鉄の駅です。
え?ここから地下鉄までは相当歩くよ!バスに乗らないといけないよ?!30分くらい歩くよ?!あそこから出ているバスで行きな!
分かりました。ありがとうございました。
優しいメキシコ人。これもまたさっきとは対照的すぎて、泣けてくる。
結局、バスだ。またバスに乗らなくてはならないのだ。
もう、こうなったらどうとでもなれ!
そしてまた、第二の悲劇を生むのだった。。。